預金ISAとはどんなものなのか?

日本版ISA「NISA」には預金型ISAは導入されない

NISAにはないイギリスの預金型ISA

ISA発祥の地であるイギリスには、預金型ISA株式型ISAという二つのタイプのISAがあります。以前存在していた保険型ISAが、不人気のため株式型ISAに一本化されたことから、この二つが残ることとなりました。では、この二つのうち、ISAの利用者に人気があるのはどちらでしょうか。

ISAといえば、長期にわたるリスク資産(株式など)への投資に使うものというイメージがありますが、イギリスで人気なのは意外なことに預金型ISAのほうでした。なんと、ISA利用者のうち7割は、預金型ISAの利用者なのだそうです。

 

日本ではメリットがほぼない預金型ISA

日本版ISAはどうでしょう。こちらには預金型ISAは存在せず、株式型ISAのみでの導入になります。個人金融資産の半分以上が現預金であるという日本人の特徴を考えると、預金型ISAを導入してもいいような気もしますね。日本版ISAに預金型ISAを導入しない理由は、一言で言えばメリットがないからです。金利水準がほぼ0%という現状で、いくら非課税のメリットを説かれても、何の実感も持てませんね。

 

では、金利が低いのが理由なら、アベノミクスで金利が上昇すればメリットは増大するのでしょうか? しかし、たとえ金利が2%や4%に上昇したとしても、預金型ISAが人気を博すとは思えません。なぜなら、非課税のメリットを生かすなら、選ぶべきは高いリターンが期待できる金融商品になるからです。たとえば、100万円の元本を10年間運用するケースを考えてみましょう。利率が年2%なら、非課税になる利息は20万円です。しかし、株式型投資信託で運用し、元本が倍になったとすると、非課税の恩恵を受けられるのは収益分の100万円となるのです。

 

10年の運用で元本を倍にするのは、株式投資信託ならば可能です。高いリターンが期待できる金融商品が、日本版ISAの最大の利点である非課税制度をもっとも生かせる商品であると言えます。


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